先週末に由比ガ浜商店街が催す「まちかどフェア」にひと・まち・鎌倉ネットワークで「芋煮&フリマ」の屋台を出しました。東北名物の芋煮と設計事務所の古道具のフリマです。曇りで寒かったのが、かえってあったかい芋煮の需要を高めたのか、おかげさまで用意した100食は完売しました。観光客のカップルやまちの人などみなさんおいしいと喜んでくれました。私は「東北名物のあったかい芋煮はいかがですか〜!」と大声で呼び込みをしてたのですが、こういう呼び込みって効果はどうなんでしょうね。以外と近づきにくくしてるかもしれない。前を通りがかった通行人に「もしもし、実は芋煮があるんですが、よかったらお分けしますよ、うふふ・・・」とささやいたほうがよかったりして。
フリマはカラス口とか自在定規とか、前コンピューター時代の製図道具を並べていたのですが、収納箱のレトロなデザインが受けたりしてこちらもほとんど売れました。
お買い上げいただいた方で、使い方などわからない点がありましたらこのブログにコメントしてください。わかる範囲でお答えいたします。
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景観か、人命か。
景観か、人命か、という議論が盛んです。
津波が予測された場合に、遠くの高台まで逃げられないひとが一時避難できる建物として
以前から鎌倉市をはじめ海沿いの市町村では津波避難建物を指定していました。ですが、従来の津波予測がもとになっているので、最新の予測による津波には高さが不十分です。茅ヶ崎市や平塚市など湘南の市町村では今後津波避難建物を大規模に整備してゆくようです。
3.11以来鎌倉でも、海の近くに高いマンションやビルを建設しよう、そのために景観の観点から建物高さを制限している条例を改正しよう、という意見が市民から出ています。
一方で、高さ制限を変更すれば海沿いは高層マンションが屏風のように建ち並んで、せっかく守ってきた景観が損なわれてしまう、という反対意見も当然あります。
両者の妥協点は、景観条例の中に例外規定をもうけ、「公共施設で景観に配慮したデザインを持ち周辺住民の同意を得た計画」に関しては高さ制限を超えても良いとする、といったあたりでしょうか。しかしそれで全員が高いビルに避難できるわけではないので、基本は高台への避難を前提として防災計画を作り、お年寄りなどの災害弱者対策としてこの津波避難ビルをつくるというのが現実的だと思います。また、こうした例外規定は運用が難しいので策定には綿密な検討が必要でしょう。
ワークショップ終了しました
おかげさまで由比ヶ浜景観ワークショップ「みんなでつくる海の写真アート展」を無事終了しました。参加していただいた皆様、どうもありがとうございました。制作していただいた17作品は2月5日(日)までまちの駅鎌倉で展示しています。