高知県黒潮町に行ってきました。この町は太平洋に面していて南海トラフ地震が来たら28mの津波が襲来すると想定されています。日本で最も高い津波の想定です。この写真はその町の津波避難タワーです。その津波想定が出てから町の何カ所かに建てられ、今後も建設する計画が進んでいます。町民のタワーに対する期待は大きく、町を出て行った町民がタワーがあるならと戻ってきた例もあるそうです。しかしこの見た目はなんとかならないのでしょうか。東北で進められている防潮堤と同じで、津波対策の前では景観については問答無用的な役所の方針にだれも文句を言えないのでしょうか。
そう思っていたら、同じ町内に小高い丘の鎮守の森に階段をとりつけた簡易避難場所がありました。高さは十分ではないにしても見た目はずっと優しい。鎌倉にはこんな景観配慮型津波避難タワーをつくりたいですね。