保育園の節分のまめまきで鬼の役を引き受けました。この保育園では単なる季節のイベントではなくて、鬼はほんとうにいるんだ、と子どもたちに思わせるように段取りを考えてまめまきをします。子どもたちは数日前から絵本などで鬼の伝説を吹き込まれています。子どもたちが朝のお遊戯を終えて「おにはーそとー!」とやり始めたとき、赤鬼と青鬼が突然保育室に乱入してきます。本気でこわがって逃げまどう子、先生にしがみついてフリーズする子。なかには勇敢にまめをぶつけてくる年長さんもいますが、トイレに逃げ込んで出てこない年長さんもたくさんいたらしい。
鬼のコスチュームは、ダウンジャケットのうえから全身タイツを着てズラと面をつけます。毛皮の腰巻きをつけたのですが、なまはげ風のミノがあったのでそれも巻いてみました。赤鬼がたいこ、青鬼が金棒をふりかざして子どもたちを追い回しました。
子どもたちはちゃんと怖がってくれたようです。小さい子どもを怖がらせることはよくないという考えもあるようですが、この園では幼児期の心の発達についてよく研究した上で子どもたちの自然への畏怖、勇気、友達同士のきずな、先生への信頼などを培うためにこの催しを毎年行っています。
だけど先生たち、ちょっとウケすぎじゃないですか。