家から歩いていけるところに衣張山という標高120mの小山があります。その山中に鎌倉石の石切り場があったという話は以前から聞いていました。しかし場所を確定することはできず、見たことはありませんでした。
先週末に参加したまちあるきのイベントでその石切り場跡を案内してもらいました。それは山道のわきに洞窟みたいな大きな口を開けていました。僕は外国の石切り場のような垂直の石壁を削り取っている場所をイメージしていたので、目の前にあらわれたそれが横穴であることにちょっとびっくりしました。どちらかというと地中に広がる感じが大谷石の採掘場に似ています。中は鉤の手に曲がっていて、教室が3つくらい入るほどのひろさで、天井までは4〜5mありそうです。けっこう大きい。つまりこれは鎌倉の谷戸にたくさんある「やぐら」の拡大版と言えます。ということは、将来は共同墓地や核シェルターになるかも。