3月18日(日)、鎌倉山町内会の集会所で、集会所建て替えの設計者を選ぶプロポーザルの公開プレゼンテーションがありました。この最終プレゼンに残ったのは私を含めて3名でした。小雨がぱらつく中、約50人の住民の方々が参加してくださいました。それぞれ約20分のプレゼンを行って、質問を受けました。準備期間が2週間あったので、パワポをしこんだうえ、前日には学生みたいに発表の練習もしました。だからプレゼン自体は問題なくやりおおせましたが、他の二人のプレゼンもなかなか魅力的で、住民の方の印象はどうだったか、結果はどうなるか、決定を待つだけです。なんか、受験生みたいです。
受験生の話と言えば、「家族ゲーム」を昨夜久しぶりに観ました。松田優作も伊丹十三も森田芳光も、もういないなんて。
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鎌倉のワカメ
鎌倉の漁協が月一で開いている朝市にいってみました。ところが魚が一匹もいない。漁港ワークショップで一緒の漁師さんがいたので聞いてみたら、「いまワカメの加工で大忙しで魚とってられない」そうです。
そこで由比ガ浜に行ってみたら、なるほど、みなさんやってました。砂浜の上で大勢が流れ作業をしています。作業としては、1)ワカメをメカブと葉(わかめ本体)に切り分け、2)おおきな釜でゆで、3)水にさらし、4)二つに裂く。その日は「陽気が悪いから」干さないでそのまま塩漬けにするとのこと。晴れてて北風の日がよく乾いていいんですって。でもとなりの小屋の漁師さんは干してました。
和気あいあいと仕事なさっていましたけど、小雨がぱらつく寒い中、浜での仕事はきびしいと思います。その上、台風で砂浜がえぐられて砂が流失してしてしまうので、時化のときは波が近くまで打ち寄せてくるようになり、作業場所を整えるのがまた一苦労だそうです。
こうした労働環境を改善するために、漁師さんたちは由比ガ浜に漁港をつくって欲しいと市に請願しています。それをうけて、市で昨年からワークショップを開いて市民と漁師さんたちがいっしょに考えています。でもワークショップなんだから、考えるだけでなく、みんなで浜に行って、実際の様子を見たり体験したりしたいですね。そのうえで地に足のついた議論をしたいと思います。