真鶴に釣りに行ったついでに、以前から見たかった「コミュニティ真鶴」の建物を見てきました。真鶴町はまちづくりの指針として独自の「美の基準」を定めて魅力ある建物や道空間を大切にしているそうです。その基準に基づいて多くの町民がワークショップによって設計を進めたという実験的な試みの成果がこの「コミュニティ真鶴」なのだそうです。
各部の形もユニークですが、材料とその使い方が、どこか懐かしい印象を見る人に抱かせる設計です。ですから建物はとても人なつこい感じがします。真鶴は小松石の産地なので町に石屋さんが多いのですが、この建物には石製品の製作過程で出る石のかけらを集めて外壁に張っているところがあります(写真の奥の壁)。かけらは普段はゴミになっているそうです。