ラジオをよく聞いています。朝はNHKのAM放送を聴きながら支度をし、帰宅後もずっとラジオがかかっています。事務所での仕事中は会話は気が散るので鎌倉FMのDJなしジャズ番組をかけることが多いです。ただし、模型などの手作業をするときはナビゲーターのおしゃべりに耳を傾けたくなります。
震災後はラジオの有効性が見直されているようですね。そういえば昨日は放送中にいきなり地震警報の“トレイン、トレイン”(と聞こえる)が鳴って緊張しました。東北の被災地でボランティアの若者がコミュニティラジオ(地域のFM局)を担っている特集をテレビでみましたが、私が子どものころはラジオはメジャー局しかありませんでしたから、今はずっとラジオが身近なものになっている気がします。
むかし観た映画「アメリカン・グラフィティ」で主人公の若者たちが住んでいる小さな町に小さなFM局があって、ウルフマン・ジャックそっくりのDJが音楽と一緒に主人公たちの電話による伝言を逐一伝えるシーンがあって、アメリカには町ごとにラジオ局があるのか、とあこがれました。
中学生の頃、海外短波放送を受信してレポートを送るBCLという趣味を楽しんでいました。放送局から「ベリカード」というオリジナルの確認カードが返送されるのです。当時、外国と手紙をやりとりするのはとても国際的行為でどきどきしました。
大学生のとき、バイト先の設計事務所の近くに有名なデザイナーが設計したバーがありました。「Bar Radio」という名前です。かっこいい名前だと感心しました。
先週、長年使っていたラジオが鳴らなくなったので開けてみたのですが、原因はわかりませんでした。チューニングダイヤルが選局目盛りと糸でつながっていてアナログ感にあふれていました。直してくれるところがあるといいのですが。