2016年12月8日夜、由比ガ浜商店街の街路灯が消えました。3.11の停電のときを思い出します。ただし今回は停電ではなく、街路灯のリニューアル計画の検討のために街路灯のない状況を観察する実験です。既存の街路灯が消えた中に、仮設でダウンライト型の電灯をともしてみました。なつかしい夜景が出現しました。商店街のある店主は「これじゃあしたのジョーだね」と言っていました。
来年設置する予定の新しい街路灯はダウンライト型にすることが決まっています。ただ、具体的なデザインはまだ検討中です。雰囲気と明るさの関係、歩行の安全性、そして商店街のコンセプトである品のある景観などを考慮して綿密に設計にする必要があります。デザインは私を含めたひとまち鎌倉ネットワークの3人の建築家が検討を進めています。それぞれが制作したフードタイプ、アンドンタイプ、円筒タイプのデザイン案について商店街の理事たちに提案していますが、どうなるかまだわかりません。あしたはどっちだ。