事務所のある材木座の町内では、道のまがり角にくると路上に矢印入りのステッカーが貼ってあります。これは津波から避難するときに逃げる方向を示している避難誘導ステッカーです。土地勘のない人でも迷わず避難場所に行けるように考えられたものです。材木座の町内会の方々は津波対策に熱心に取り組んでいて、ステッカーの他にも高台へ上がる階段を整備したり、避難の近道のためにブロック塀を乗り越えるはしごをつくったり、「逃げ地図」をつくって最短避難ルートをチェックしたりと、対策に怠りがありません。こうした取り組み聞きつけたNHKが、テレビで紹介するために取材にきました。自治会の役員さんたちは整備の現場を案内して、インタビューに答えていました。みなさん、活き活きとしたいい顔でした。こういう発信の機会があると地域活動もいっそう身が入りますね。