正月三が日の鎌倉は例年より人出が少なかったような気がします。でも例年にないイベントがいくつかあり、新たな正月風景に触れました。さかいクリニック前での東北支援バザーでは、支援企画の女川カレーや仮設住宅で制作された古布草履などがならび、人々が足を止めていました。スリランカ紅茶屋のLENTEEでは道にスリランカちょうちんを出していました。日本の七夕かざりと提灯が合体したような伝統的なアイテムだそうです。また、いつもは鎌倉野菜を直売している農協市場は震災支援のライブ会場になっていました。野菜の代わりにCDやお菓子がならんでいて、たくさんの人が集まっていました。
そうした新しいイベントを回った後、例年通り八幡宮の屋台をひやかして帰ろうとおでんの屋台をのぞきました。すると店主はなんか素人っぽい夫婦で、聞けば普段は新橋で食堂をやっていて、いわゆるテキ屋さんではありませんでした。ご主人は、うまいよーではなくて、「おいしいですよー」と礼儀正しく呼び込みをしていました。なんか町内会の屋台みたい。これもちょっと新しい正月の風景でした。